実は私も、今年からとあるプロ団体に所属している『プロフェッショナル』だったりします
(もっとも、世間的に認知されているようなジャンルではありませんけども)
でまぁ、そこへの試験(研修)を受けている時に、「プロとは何か」という題でレポートを書く機会がありました。
その時私は、要約すると「プロとは負けた時に銭の取れる人のことだ」と書きました。
要は、勝った時に客に喜ばれるのは当たり前で、それはアマチュアにだってできますよと。
重要なのは負けた時で、客に失望しか与えないのか、負けてなお好印象
を残せるのか。
次もこの人の為に銭を払おうと思わせられるか否か。
そこがプロとアマを分かつラインですよと。
そういう類のことを書いた覚えがあります。
私はまだその世界では一年生で、その領域には遠く及んでおりませんが、いつか自分の「負けっぷり」に銭を払って貰えるように、現在精進している次第であります。
ひるがえってヴェルディの話。
今年のヴェルディは、皆さんにとって『プロフェッショナル』だったでしょうか
一人一人感じ方は違うと思います。
最初から最後まで全然ダメだったという人、前半は頑張ったけど後半は失速した
と思う人、天皇杯敗退(というかディエゴ退場)で逆流に飲み込まれてしまった
と考えている人、etcetc...
力は出し切ったと好意的に捉えている人でも、やはり結末が結末ですから、結果に対して満足していない人は多いでしょう。
勝負事ですから、誰かが勝って評価され、誰かが負けて批判される。
それは当然ですね。
さりとて、先にも書いたように、負けた時に見ていた人に失望しか与えないのは、それはアマチュアのやることです。
”東京ヴェルディ”が『プロフェッショナル』を自認するのであれば、来年も再来年もこの先ずっとヴェルディを応援しようと思えるだけの、「負けっぷり」を見せていただきたいものですな
少なくとも、ただ赤字を垂れ流したまま遁走するだけでは、誰も支持なんてしやしませんよ~